「せきやくしゃみが止まらない!」
「のどがヒリヒリして痛い!」
「鼻がムズムズして仕事に支障が!」
自宅やオフィスの空気の汚れが、生活や健康にマイナスの影響を与えることが多くあります。春には花粉症、梅雨時期にはカビ、夏や冬にはエアコンで締め切った部屋の換気対策と、お子さんがいらっしゃる家庭や鼻やのどに不安がある方は急ぎの対応が必要です。
そこでその対策として、テレビCMでもよく見かける世界最強のキャッチコピーで有名な空気清浄機「エアドッグ」のコンパクトモデルX3Dを実際に購入して検証してみました。
エアドッグ(Airdog)とは?
「エアドッグ」(Airdog)シリーズは、米国特許を取得したTPAフィルター搭載の空気清浄機で、空中に舞うカビやダニ、花粉やペットの毛からウイルスの6分の1サイズ 0.0146μmまで取り除けますので、健康な生活が送れること、そして快適に仕事に取り組むことができるというメリットがあります。
販売は東京都港区東新橋に本社を置く株式会社トゥーコネクトが行ってます。テレビ通販や公式サイトの他、アマゾン・楽天市場などネットショップで購入することができます。
販売されているエアドッグの種類ですが、2020年以降AirdogX3s/X5s 業務用X8Proがトゥーコネクトから順次発売され、据え置き型最新版はAirdogX1D/X3D/X5Dと業務用X8Proです。
エアドッグ X3D
2023年2月に発売されたコンパクトな空気清浄機で、エアドッグでは据え置き型としてX5Dより低価格のモデルです。X5Dにない機能としては、人がいないときにディスプレイライトを自動オフにする光&人感センサーを搭載しています。各ネットショップでの口コミでの評判も総じて良く、販売価格は10万円前後でネットショップにより異なります。
清浄空気供給量 | 30分間で48㎡分のキレイな空気を供給 |
対応スペース | ~17畳 |
サイズ(cm) | 高さ:56cm 奥:26cm 幅:27cm |
定格電力 | 27W |
重量 | 6.4kg |
最小除去粒子 | 0.0146µm |
実装センサー | AQIセンサー 光センサー 人感センサー |
運転音 | 22.3~45.5dB |
消費電力(モード別) | Sleep 8.7W / L1 9.9W / L2 11.1W / L3 15.8W / L4 27W |
エアドッグ X1D
2024年1月25日に発売された、据え置き型としては最小の省スペースモデル空気清浄機で、エアドッグ据え置き型では最安価格です。空気汚れの可視化モニターやTPAフィルター搭載などエアドッグの目玉機能はそのままで、デスク横や寝室の枕元など置き場所を選ばないコンパクトさはこれから大いに人気となるでしょう。販売価格は8万円前後でネットショップにより異なります。
清浄空気供給量 | 30分間で23㎡分のキレイな空気を供給 |
対応スペース | ~7畳 |
サイズ(cm) | 高さ:31cm 奥:35.5cm 幅:12.4cm |
定格電力 | 20W |
重量 | 4.25kg |
最小除去粒子 | 0.0146µm |
実装センサー | AQIセンサー |
運転音 | 27.2~47.7dB |
消費電力(モード別) | Sleep 6.7W / L1 7.5W / L2 10.51W / L3 10.94W / L4 20W |
エアドッグ X5D
2022年9月に発売されたフラッグシップモデルです。X3Dとの主な違い・X3Dにない機能としては、換気不足や人の密集度が分かるCO2センサー、移動に便利な転がり防止ストッパー付きキャスターが備わっています。X5Dは、少し割高にはなりますが限定カラーのマットブラックも選べます。販売価格は14万円前後でネットショップにより異なります。
清浄空気供給量 | 30分間で65㎡分のキレイな空気を供給 |
対応スペース | ~24畳 |
サイズ(cm) | 高さ:65cm 奥:31.6cm 幅:30.6cm |
定格電力 | 55W |
重量 | 11.1kg |
最小除去粒子 | 0.0146µm |
実装センサー | AQIセンサー CO₂センサー |
運転音 | 22.3~51dB |
消費電力(モード別) | Sleep 12W / L1 15W / L2 18W / L3 23W / L4 55W |
ココがポイント
機種を選ぶポイントとしては、価格はもちろんのこと、利用する部屋が何畳かを確認して対応スペースから選ぶ、高齢者が多くCO2センサーが必要、部屋間の移動が多くキャスターがついているか、などありますので条件に応じて選ぶようにしましょう。
エアドッグ X3Dを買ってみた
複数の国内有名メーカーの空気清浄機を3年ほど利用していますが、より健康に良い環境にしたくなりテレビCMでよく見る空気清浄機「エアドッグ」を検討することに・・・。
国内メーカー品より3倍以上高い価格なので、フィルター交換不要や微細粒子まで取り除けるというメリットを考えて、思い切って評判の「エアドッグ」を使ってみることにしました。
エアドッグコンパクト版「X3D」が到着した時の梱包外観です。
早速、開けてみると本体が横になって入ってました。あとはフィルターや電源ケーブルなどが同梱され、リモコンとマニュアル・取扱説明書は箱の外のビニール袋に入っていました。
エアドッグX3D本体を箱から取り出し正面から見たところです。すっきりとしたシンプルなデザインが好印象です。
微細粒子を吸着する「集塵フィルター」のみ、本体とは別に箱に入っていました。この「集塵フィルター」は、あとで背面に取り付けます。
エアドッグの故障時などのメンテナンス・トラブル対応ガイドと、保証書、そしてエアドッグ設置を告知するラベルも入っていました。施設などではいいかもしれませんね。
エアドッグX3Dの背面を空けて、先ほどの「集塵フィルター」(↑TOPと表記してあるフィルタ)を取り付けたところです。
あとは、背面カバーを閉じて、電源ケーブルをつないで電源オンにすれば、すぐに利用できます。このように設定はとても簡単で、すぐに使い始めることができます。
そして出てくる空気がやや冷たい感じがしますので、広い部屋で使うことや、春から夏は冷房を兼ねて使うなど上手な使い方で、電気代など節約ができるのでは。まずは30日以上利用して、咳やのどの調子がどう変わっていくかチェックしてくださいね。

購入前に知っておきたいこと
「エアドッグ」は高価なためできるだけ失敗はしたくないもの。そこで、購入前に知っておくべきことをまとめました。
保証期間は1年付属
「エアドッグ」には、無料で修理を依頼できる1年間の保証がついています。また、商品に初期の不具合が出たときは、到着後14日間でしたら無料で交換をしてもらえます。
購入後60日までは返品ができる
「エアドッグ」は返品が可能ですが、最低限30日以上使用した場合のみ、そして返品保証は初回購入1台のみに有効です。また、割引クーポン使用後は返品保証対象外です。なお、8日以内でしたら未開封の場合に限り返品OKです。(返品送料はユーザー負担)
購入時のみ追加できる「Airdog CARE」(エアドッグケア)
「Airdog CARE」とは、いわゆるサポート&保証サービスのことで、3年間の無償修理保証と専用コンシェルジュを利用できます。そして、新規購入時の割引クーポンもついてきます。X3Dの場合、9,900円の追加で「Airdog CARE」を購入できます。
フィルター清掃について
「エアドッグ」は、有料のフィルター購入・交換が必要なく、ランニングコストはかからないのですが、約2か月に1回程度水洗いや洗剤による洗浄などの手入れが必要になり、その手間がかかります。また使用状況によっては交換(購入)が必要な場合もありますので購入前に知っておきたいことの一つです。
プレフィルター→大きな埃を除去(2か月に1回掃除機で掃除・水洗いOK)
イオン化ワイヤーフレーム→帯電させる(2か月に1回付属のクリーナーで乾拭き)
集塵フィルター→帯電した粒子を捕集する(2か月に1回付属のブラシで水洗い)
オゾン除去フィルター→有害なオゾンを除去(半年に1回掃除機で掃除)
本体モニターに約2か月に1回「-C-」が表示されましたら、各フィルターを掃除して乾かし、本体に戻せばOKです。モニターの「-C-」表示が消えない場合の消し方は、リモコンのリセットボタンを6秒以上押してリセットしましょう。
出典:Airdog 集塵フィルターを付属のブラシで水洗い
電気代について
高騰する電気代は、長く使えば使うほどボディーブローのように効いてきます。
電気代の目安は1日10円程度から、強モードを利用したとして1日15円~35円程度です。
気になるポイントは?
主なポイントをまとめています。メリットは黄色いアンダーライン、デメリットは赤いアンダーラインで示しています。
- ウィルスより小さい0.0146μmの微細粒子まで除去
- 据え置き型と、持ち運びできるポータブル型あり
- 米国特許技術のTPAフィルタで微細粒子を吸着
- フィルター手洗いで何度も使え購入・交換の必要なし
- 10万円前後とやや高めの価格設定
- 2か月に1回、フィルタ洗浄の手間がかかる
出典
まとめ
健康への投資は思い切って
「エアドッグ」の空気清浄機は、国内メーカーよりも価格が高く購入を思いとどまりがちです。
しかし、フィルター交換の必要が無く追加費用が掛からない、そして微細粒子まで取り除く高性能で快適に生活や仕事ができるメリットは大きく、長い目で見て健康や人生にプラスの影響を与える可能性が高くなります。
損か得かじっくり考えて、健康への投資を思い切ることも大切です。